円安の進行や為替の変動などは、ニュースでも連日のように報道されています。
しかし、円安などの意味をきちんと理解されていらっしゃる方は意外と少ないのではないでしょうか?
円安/円高は、噛み砕いてしまうと『外国のお金と日本円を比べるときに使われる』表現となっています。
例えば、『1ドル=130円』となると『1ドルを購入する為に必要な円は130円』ということとなります。
そうなると、ドルは一般的に『高い(ドル高)』といわれ、一方で円は相対的に『安い(円安)』と評価されます。
逆にドルが90円などになると、今度は『ドル安・円高』となるのです。
そもそも、円の値段が上がっているのに、なんで『円安』と呼ばれるのか?
疑問に感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
その理由は、世界の物流は一般的には米ドル目線で定められているからだと言われています。
ですので、『円安/円高』も円目線ではなく米ドル目線だといえるでしょう。
そして『円安/円高』は、一般的に以下のような影響を与えると言われています。
●円安
⇒外国から日本に輸入するときに良くない影響
●円高
⇒日本が外国に輸出する時に良い影響
このようにいわれていますので、現状の円安の進行は、今の日本において、あまり良い傾向ではないといえるのかもしれませんね。
実際、1番気になってしまう部分は、円安や円高などの為替の変動が、どれだけ家計に影響を与えてしまうのか?
といった点でしょう。これはすでに家計をやりくりされている方は肌で強く感じているでしょうが、
エネルギー資源や衣食住と、暮らしに直結する様々な資源の多くを『輸入』に依存している日本において、円安の進行は様々なモノの値段(仕入れ高の高騰)に影響を及ぼすため、多くの企業では、仕入れ高の高騰を理由に値上げに踏み切っている状態です。このような状況において、家計のやりくりや資産配分などは、改めて考えなければならない時がきているといえるでしょう。ご自身ではやり方がわからないといった方は、私たちファイナンシャルプランナーをご用命下さい。
本記事は上記動画(YouTube)でも解説しています。
中々理解するのが難しい円安や円高について、なるべくわかりやすいように解説しておりますので、
気になる方は是非最後まで見て頂けると嬉しいです。