見落としがちな「災害リスク」

新居購入前の検討事項

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新居購入時には、住宅ローンの借入額や、長期的な返済可能額、また自身の職場との距離感や子どもの教育環境など、非常に多岐にわたり、ご検討されると思います。

その中で、意外と忘れられがちになってしまうものが、「災害リスクの検討」です。

特に日本は、地震や台風などの自然災害が発生しやすいため、大規模な災害が発生した時、ご自身の所有する物件が被害にあう可能性がどのくらい高いのか、購入段階である程度予測しておくことが大切です。

災害リスクは、各自治体で地図化された「ハザードマップ」にてある程度確認することができます。ハザードマップを希望エリアと照らし合わせることで、予め災害リスクをある程度予測しておきましょう。

安心した「終の棲家」にするために
耐震性にも留意しよう

ご購入を検討されている物件が中古住宅・中古マンションのケースでは、「耐震性」にも留意する必要があります。

留意するポイントのひとつは「築年数」。1981年以前に建てられた中古マンションは、旧耐震基準(震度6以上の大地震を想定していない)に基づいた設計であるため、耐震性の劣る物件が存在します。しかし、必ずしも1981年以前・以後の物件で耐震性が異なるわけではないため、不安であれば、不動産会社やファイナンシャルプランナーなど、専門家も含めたうえで耐震性の判断をしておきましょう。

身近で便利なハザードマップ

近年では、いざという時の避難の判断材料として利用できるようにと、ハザードマップアプリなども各自治体で配信されています。

例えば大分市では、洪水ハザードマップの浸水データや指定緊急避難場所等の防災情報を搭載した、

「大分洪水ハザードアプリ」などが該当します。万が一の事態は、起こってからでは対応が難しいため、前倒しで備えておきましょう。

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