多くの金融機関では、住宅ローンにボーナス返済の併用を設定できます。ボーナス返済を利用することで、まとまった金額を定期的に納められるようになり、その分月々の返済負担を軽減することが可能となり、ボーナス返済を利用する何よりのメリットといえるでしょう。これらはボーナスが確実に受け取れる企業でお勤めされていたり、住宅ローンを少しでも早く完済したいと考える方にとっては、非常に魅力的に見えるかもしれません。
ただその一方で、ボーナス払いに依存してしまうと、大きなしっぺ返しを受けてしまう可能性も考慮しておかなければなりません。なぜなら、前述したように”確実に”ボーナスを受け取ることができるならば話は別ですが、ボーナスは毎月受け取る給料よりも変動する可能性が高いことがあげられるからです。もし仮にお勤めの会社の業績が著しく悪化し、ボーナスの大幅な見直しが発生したとしても、原則ボーナス払いは変更できない為、そこから一気に家計が苦しくなる可能性があるといえます。
ボーナスは突発的な支出に備えるべき!?
ボーナスには、確実性が若干低いといった背景の他にも、一時的な支出という備えておかなければいけないもう一つの懸念要素があります。一時的な支出の代表例としては、子どもの進学に合わせた入学金や下宿費用などや、自動車の借り換え、車検代や医療費、旅行費などなど、ボーナス払いを利用すると、これらの一時的な費用にボーナスは充てられなくなってしまうという点を考えておかなければなりません。そうなると、毎月の給料の中からこれらの備えを用意しておく必要がある為、より慎重な資金計画を求められるようになるでしょう。
仮にボーナス返済を利用しないとすると、やはりそれだけ月々の負担は増してくるでしょう。そうなると、家計の状況的に月々の支払いが厳しいといった場合は、少し酷かもしれませんが、今はまだ住宅ローンを無理に組まない方が良いかもしれませんと、実際にご相談に来られる方にアドバイスすることもあります。また、ボーナス返済の変わりに繰り上げ返済を促すこともよくあったりします。もちろんボーナス払いが悪いということはありませんが、原則あとからやめることはできないものになるため、慎重に考慮する必要があるといえるでしょう。
大分屈指のファイナンシャルプランナー事務所
私たちFPはーとさぽーと株式会社は、大分県下屈指の独立系ファイナンシャルプランナー事業所として、
地域に根差し、約10年間に渡って、相談実績を重ねて参りました。
不動産に特化したファイナンシャルプランナーをはじめ、
様々な分野に精通している各種スタッフが、多様化するお金の相談に対応しております。
不動産以外でも様々なご相談に応じておりますので、お困りの際はお問い合わせフォームよりご連絡ください。